大谷翔平、「2番・DH」で出場 前日はリアル二刀流も右手まめで3回途中降板
「オープン戦、ドジャース-エンゼルス」(30日、ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場することが発表された。大谷は前日の同カードに「2番・投手」で63球を投げており、登板翌日に打者で出場するのは今季初の試み。メジャーでは「登板翌日打者」は1度だけあり、昨年7月26、27日のアスレチックス戦で実践している。
大谷は前日の試合にDH解除のリアル二刀流で出場。しかし、前回21日の登板で発症した右手中指のまめの影響で制球に苦しみ、3本塁打を浴びるなど、3回途中4安打7失点、5四球3三振と乱れた。
ホワイトソックスとの開幕4戦目、4月4日(日本時間4月5日)に予定している今季初登板への後遺症が心配されたが、前日の会見で大谷は今後キャッチボールなどで対処するすことを明かし、「大丈夫かなと思います」。マドン監督も試合後の会見でこの日の打者出場を明言しながら5日後の登板にGOサインを出した。
大谷はここまで打者で出場した12試合のうち11試合で安打を記録。打率・552(29打数16安打)、5本塁打、8打点、スラッガーの指標で・900が一流とされているOPS(出塁率+長打率)は1・645をマークするなど、圧倒的な存在感を示している。
▽エンゼルスのラインアップ(数字はオープン戦成績)
1番・二塁 フレッチャー 打率・298、0本塁打、5打点
2番・DH 大谷 打率・552、5本塁打、8打点
3番・中堅 トラウト 打率・282、1本塁打、8打点
4番・三塁 レンドン 打率・265、2本塁打、3打点
5番・左翼 アップトン 打率・350、4本塁打、10打点
6番・一塁 プホルス 打率・326、1本塁打、6打点
7番・遊撃 イグレシアス 打率・256、2本塁打、6打点
8番・捕手 スタッシー 打率・238、1本塁打、2打点
9番・右翼 ファウラー 打率・211、1本塁打、5打点
投手 キンタナ 2勝0敗、防御率0・64