大谷翔平、「投手」で開幕ベンチ入り 条件クリアで「二刀流選手」に再登録
大谷翔平投手(26)が所属するエンゼルスは3月31日(日本時間4月1日)、開幕ロースター26人を発表。19、20年は「TWO-WAY PLAYER(二刀流選手)」で登録された同投手は、昨季の成績が条件を満たさなかったため、「投手」として登録された。
19年に新設された「二刀流選手」の条件は、前年かその年に投手で20イニング以上を投げ、野手で20試合以上先発出場と1試合3打席以上立つことが条件。昨季の大谷は、前年19年シーズンが右肘手術のリハビリのため、打者に専念したが、前々年(18年)の成績が加味されて「二刀流選手」で登録された。
昨季は2年ぶりに二刀流に挑戦したが、2試合、1回2/3を投げた後に右前腕部を故障。その後、登板機会がなかったことから今季は「二刀流選手」の枠から外れた。球団広報によると、今季開幕後に条件が満たされた時点で「二刀流選手」として再登録されるという。
今季がメジャー4年目の大谷はオープン戦で打者としてチーム2冠の打率・548、5本塁打の好成績を残した。投手としては4試合で0勝3敗、防御率12・19と振るわなかったが、米自己最速164キロを計測し、10回1/3で17三振を奪うなど、二刀流完全復活を期待されている。4月1日から始まるホワイトソックスとの開幕4連戦は第1、2戦に打者で出場し、第4戦に初登板を予定している。