大谷翔平「素直にうれしい。もっともっと打てるように頑張りたい」米通算50本塁打
「ブルージェイズ1-7エンゼルス」(9日、ダンイーデン)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、五回に3号ソロを放つなど、5打数2安打4打点だった。松井秀喜(175本塁打)、イチロー(117本塁打)に続く日本選手3人目のメジャー通算50本塁打を達成。今季3度目のマルチ安打でチームの勝利に貢献し、打率を・300(30打数9安打)に上げた。
日本選手では3人目となる50本目の本塁打。1本あたりの打席数では松井秀の28・94を大きく上回る19・98打席で節目に到達した大谷は試合後のオンライン取材で「素直にうれしいかなとは思います」と言った後、「今年はまだ始まったばかりなので、通算というよりかは今年もっともっと打てるように頑張りたいなと思います」と続けた。
この日は今季自己最多の4打点。1点リードの二回2死満塁の絶好機にはカウント1-2と追い込まれた後、外角低めの129キロチェンジアップにバランスを崩され、最後は右手1本になりながらも飛距離113メートルの右中間フェンス直撃の二塁打を放った。
チームに流れをもたらした走者一掃の一打を「ああいう飛距離を出すには下(下半身)でしっかりととらえないと難しいので、そこは去年と違うところかなと思います」と自己解説。19年9月に手術を受けた左膝にも言及し「実際に去年やってみてわかりましたけど、かなり重要なところだなって感じてます。バッティングでそこに気をつければ、逆にいい状態を保てるんじゃないかなと思います」と話した。
今季はバットの材質と形状を変えた。「去年のバットの方がよりトップに重さがある感じのイメージ。今年はどちらかというと均等に(あるので)飛距離はその分、出にくいのかなっていうのがあるんですけど、(自分の)フィジカルも強くなってますし、どんなバットでも芯付近に当たればホームランにできるのではないかなという自信がある」と話した。