大谷翔平、快足三塁打で4戦連続安打 チームは大敗 荒天で開始遅れ試合終了午前1時

ブルージェイズ戦の1回、三塁打を放ち、三塁へ滑り込むエンゼルス・大谷(奥)=ダンイーデン(共同)
ブルージェイズ戦の1回、三塁打を放ち、二塁へ向かうエンゼルス・大谷=ダンイーデン(共同)
ブルージェイズ戦の1回、三塁打を放ち、三塁へ向かうエンゼルス・大谷=ダンイーデン(共同)
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 「ブルージェイズ15-1エンゼルス」(10日、ダンイーデン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打だった。初回に快足を生かして右翼線三塁打を放ち、4試合連続安打。打率・294(34打数10安打)とした。チームは今季ワースト15失点で3連勝はならなかった。

 悪天候で2時間38分遅れで開始した試合。大谷が快足で今季2本目の三塁打を記録したのは一回の打席だ。左腕マッツがカウント0-1から投じた外角低めのカーブをバットの先でとらえる。高々と上がった打球が右翼線際に落ちた。ボールがファウルエリアを転々とする間に滑り込んで三塁を陥れた。

 大リーグ公式データ「スタットキャスト」のアドラー記者によると、この日の大谷のスプリントスピードは秒速29・2フィート(8・9メートル)。メジャー平均の秒速27フィート(8・2メートル)を大きく上回り、「エリート」と呼ばれる同30フィート(9・1メートル)に近い数値だったという。

 2打席目以降は見逃し三振、二ゴロ、空振り三振だった。

 試合終了時間は日付が変わった午前1時6分。チームは二回の守備では一塁走者の併殺崩しのスライディングがビデオ判定で危険走塁と見なされず、その直後に7失点。三回の攻撃では一塁上のアウト判定を巡ってマドン監督が退場処分を受ける後味の悪い試合となった。

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