ダルビッシュ、省エネ投球で今季初勝利
「パイレーツ2-6パドレス」(12日、ピッツバーグ)
プラン通りの省エネ投球で、新天地の3試合目で初白星を飾った。パドレス・ダルビッシュ有投手(34)は「1アウトでも多く、できれば七回、八回いきたいなと思っていた」と胸をなで下ろした。
前日、同僚の先発がけがで早期降板し、救援陣を総動員したため温存したいチーム事情があった。序盤は横に大きく曲がるスライダーを斜めに落とすなどし、打たせて取る投球に徹した。
四回以降は「調子も上がったので(三振を)狙いにいった」と配球を切り替え、速球で圧倒するなど無安打に。95球で七回までを最少失点とした。オープン戦最終登板で乱れ、開幕投手としては五回途中で降板。そこから立て直し「チームが勝ったことが良かった」と控えめに喜んだ。