大谷翔平、初回は3連続四球も連続Kで無失点 16日ぶり登板
「エンゼルス-レンジャーズ」(20日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)がシーズン初登板となった4日のホワイトソックス戦以来、16日ぶりに先発。前回登板で悪化させた右手中指のマメの影響が心配される中、初回を無失点に抑えた。
注目の立ち上がり。大谷は初回、先頭のカイナーファレファを154キロ直球で遊ゴロに打ち取ったが、続くダールにはストレートの四球。3番ギャロにはカウント3-1からスライダーが内角低めにはずれ、ふたたび歩かせ、4番ローにもカウント3-1とボールが先行し、外角低めの158キロ直球がボールとなり、3者連続四球で1死満塁のピンチを背負った。
右手指先の乾燥を防ぐためか、マウンド上では右手に何度も息を吹きかける仕草を見せた大谷。出鼻をくじかれる格好となったが、5番ソラックをカウント2-2から146キロスプリットで空振り三振に仕留めると、カルフーンには3球連続直球で追い込み、最後は宝刀スプリットでバットに空を切らせてピンチを脱した。
マドン監督によると、この日の投球数は75前後を予定。初回だけで28球を費やし、ストライクが11球だった大谷の復調が待たれる。