「ドジャース１－６パドレス」（２３日、ロサンゼルス）

　パドレスのダルビッシュ有投手（３４）はドジャース戦に先発し、７回を４安打１失点９三振５四死球で、今季２勝目。日本ハム時代の投手コーチで、デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏（６６）の通算勝利数を抜く、日米通算１６６勝となった。

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　ダルビッシュが前回の勝利後、私の通算勝利数に並んだことをブログで書いてくれていました。特に「またブルペンで投げているのを見てもらいたい」と書いていた部分がうれしかったですね。

　日本ハムの時も、元々いいボールを投げるピッチャーで、調子のいい時にこちらから何かを言うこともなかったです。調子が悪くなった時に、良い時に比べて「今はこうなってるよ」「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」というようなことを話したぐらいで。

　指導した部分では、彼の中ではスライダーピッチャーという分析があったみたいだけど、もっと直球にこだわろうという話をしたことぐらいでしょうか。ブログにも書いてあったけど、ペットボトルをポケットに入れて走っていた時には怒ったけど、そういうことも覚えてくれていることが、彼らしいというかありがたいこと。

　ブログで私のことを書いてくれた後、名前を出してくれてありがとう、がんばれよといったメールも送ったら、「がんばります」というような返事をもらいました。これからも、もっとがんばってもらいたいですね。

　楽天時代に５年間、指導にあたった田中将については、まだ力強さが足りない部分はありますが、変化球を低めに集められていたことが、今日の勝利につながったと感じます。