レッドソックス・沢村 メジャー初勝利「攻め続けることができた」
「レッドソックス6-5マリナーズ」(23日、ボストン)
レッドソックスの沢村拓一投手(33)はマリナーズ戦で3-2の四回途中に2番手で登板し、1回1/3を1安打無失点、3三振でメジャー初勝利を挙げた。
マウンド上で、沢村が鬼の形相でほえた。1点リードの四回2死一、二塁。ピンチの場面を託された右腕が、宝刀フォークで好打者ハニガーを空振り三振に斬った。
「リードを守らなきゃいけない。自分の投球は守りに入ることなく、攻め続けることができた」
続投した五回は2三振を含む無失点。好救援でチームを勝利に導き、試合後は風呂場で仲間から“炭酸シャワー”で祝福された。
ここまで9試合のうち7試合で無失点。防御率1・80。メジャーで初めて手にした勝利に「うれしいですけど、(深夜)12時超えるくらいまでは余韻に浸って、12時超えたら明日なんで」と静かに喜びをかみしめた。