大谷、登板翌日出場直訴も5戦ぶり無安打 チームは3連勝ならず
「レンジャーズ6-1エンゼルス」(27日、アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。2度の好機を生かせず、5戦ぶりのノーヒットで打率を・286とした。チームの連勝は2で止まり、勝率を再び5割に戻した。
大谷は前日の試合に「2番・投手」で2度目の投打同時出場。メジャー移籍後初めて中5日となったマウンドは初回こそ4点を失ったが、二回以降を無失点。5回、75球を投げて3安打4失点、3四死球、9奪三振で3年ぶりに勝利投手になった。打っては二回に2点適時二塁打を放つなど、3打数2安打2打点、3得点でチームの連勝に貢献した。
前回21日に続き、今季2度目の登板翌日の打者出場。マドン監督によると、前日に大谷から「あすも打ちたい」と直訴され、この日の起用を決めたという。
レンジャーズの先発はフォルティネビッチ。前回21日の対戦で本塁打を放っている右腕に対し、初回の打席は無死二塁の好機で右飛だった。カウント1-1から外角へ逃げるチェンジアップをバットの先で打ち上げた。
1-1の三回1死の第2打席は右飛。カウント2-2から内寄り135キロスライダーをふたたび打ち上げた。
4点差となった五回1死一、二塁の好機は空振り三振。カウント2-0から低めの137キロチェンジアップを空振り、低めの150キロ直球をファウルにして追い込まれ、外角低めのチェンジアップにバットは空を切った。
依然として4点ビハインドの七回1死一塁の打席は2番手左腕キングに三ゴロ。初球、内角153キロシンカーを積極的に打ち、詰まった打球に快足を飛ばしたが、わずかに及ばなかった。
試合はエンゼルスの先発キンタナが四回途中5失点。打線は10安打を記録したが1点を奪うのがやっと。一、三、五、七回は得点圏に走者を進めながらあと1本が出なかった。