大谷翔平のスプリットは無敵 驚異の19打数無安打18三振 公式HPが徹底分析
大リーグ公式サイトが29日(日本時間30日)、「最も打てない球が帰ってきた」との見出しでエンゼルスの大谷翔平投手(26)の決め球スプリットの特集記事を掲載。今季3登板で結果球となったスプリットは19打数無安打18奪三振という驚異のデータを紹介しながら、メジャー最強の魔球を分析した。
大谷はここまで3試合に登板。初登板となった4日のホワイトソックス戦と前回26日のレンジャーズ戦はDHを解除して投打同時出場を果たすなどして1勝0敗、防御率3・29。13回2/3を投げて23奪三振。そのうちの18個が宝刀によるものだ。
同サイトでは、18年のスプリットが55打数2安打35奪三振だったことに対し、今季はさらにパワーアップしていると説明。追い込んでから決め球として大谷が投じたスプリットをインプレ-にしたのはガルシア(ホワイトソックス)だけ(結果は二ゴロ)で、許した出塁はアブレイユ(同)への四球のみ。スプリットの三振率90%(18/20)は、球種別では2位グラスノー(レイズ)のカーブ68%(25/37)に大差をつけてメジャートップ、空振り率74%(17/23)もメジャー1位だと伝えた。
記事中では大リーグ公式データ解析システム、スタットキャストを使って大谷のスプリットを徹底分析。平均球速はメジャー1年目だった18年よりも2・6マイル(約4・2キロ)アップして89・9マイル(約144・6キロ)を計測し、4日のホワイトソックス戦でロバートに投じた92・6マイル(約149キロ)を「ばかげている」と形容した。
また、160キロを超える直球がホームベースを通過する時には12・7インチ(約31・75センチ)落下しているのに対し、ほぼ同じ軌道のスプリットの落ち幅は32・1インチ(約80・25センチ)。約50センチの落差も無双の要因に挙げた。
大谷は5月3日(日本時間5月4日)のレイズ戦で4度目の登板を予定している。