大谷翔平、リーグ2位タイ8本塁打、5位タイ19打点 4月全24試合出場

マリナーズ戦の3回、本塁打を放ちベンチで祝福を受けるエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
マリナーズ戦の3回、本塁打を放ちトラウト(右)と握手を交わすエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
マリナーズ戦の8回、二ゴロに倒れてベンチで悔しそうな表情を見せるエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
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 「マリナーズ7-4エンゼルス」(30日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、三回にいったんは勝ち越しとなる8号ソロを放つなど、4打数1安打1打点。4月は全24試合に出場し、月間成績は打率・283、リーグ2位タイの8本塁打、同5位タイの19打点。チームは勝率5割(12勝12敗)で新しい月を迎える。

 マリナーズの右腕フレクセンとの初対決。初回、3月17日のオープン戦で四球と左前打を記録している右腕に対し、大谷は初球、外角に外れたチェンジアップを見送った後、外角低めのチェンジアップを2球連続で空振りして追い込まれ、最後も外角チェンジアップに泳がされて左飛に倒れた。

 やり返したのは同点の三回だ。初球、外角低めにはずれたチェンジアップを見送った後、第1打席から6球連続で投じられた低めのチェンジアップをすくい上げる。甲高い打球音。バットの先でとらえた白球は高々と舞い上がり、右翼席最前列に着弾した。

 飛距離111メートルは今季最短。打球速度156キロも自己最遅だったが、バットの芯を外されながらもフェンスオーバーさせる一打であらためてパワーを証明してみせた。

 今季8本目の本塁打。昨季は44試合175打席で7本塁打を記録しており、開幕から1カ月、23試合97打席で前年の自己記録を上回った。

 大谷の一発でいったんは勝ち越しに成功したが、エンゼルスの先発ヒーニーが直後に2点を失い、4回途中4失点KO。嫌な流れを断ち切りたいところだったが、大谷は3-4の五回の打席は2番手右腕ステッケンライダーに三ゴロ。初球、内寄り低めの151キロ直球ストライクを見送った後、低めの143キロチェンジアップを二塁ベースの左側へ打ったが、あらかじめ右寄りのシフトを敷いていた三塁手に阻まれた。

 2点ビハインドの八回は4番手左腕ミシェビッチに二ゴロ。初球、外角低めのボールになる132キロカーブを見送った後、低めのカーブを空振り。カウント1-1から内から中に入る143キロカットボールをとらえることができなかった。

 4月は投打同時出場2試合、代打1試合を含む全24試合に出場した大谷。月間9本塁打、25打点でリーグ2冠のマルティネス(レッドソックス)を追う。

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