大谷“自分超え”8号!リーグ2位タイ 苦手球種を攻略、監督「とても頭がいい」
「マリナーズ7-4エンゼルス」(4月30日、シアトル)
捉えたポイントはバットの先っぽ。それでも打球は高く舞い上がり、右翼フェンスを越えた。同点の三回。エンゼルスの大谷翔平投手(26)が一時勝ち越しとなる8号ソロを放った。
打った球種はデータ解析で最も苦手とされているチェンジアップ。初回には4球連続で投げられ左飛に打ち取られた。敵軍の徹底した配球をパワーと技術で撃破。試合後のマドン監督は「打席の中で修正している。とても頭がいい」と称えた。
4月最後の試合。打撃不振の昨季は44試合で7本塁打だったが、今季は23試合で“自分超え”を果たした。本塁打はトップと1差のリーグ2位タイ。19打点は6差の同5位タイだ。初のタイトル争い。現在2冠のマルティネス(レッドソックス)を追って新しい月を迎える。