大谷翔平は4打数無安打1四球 九回は185キロ高速弾丸ライナーも野手の正面
「マリナーズ5-10エンゼルス」(1日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打1四球、1打点、1得点で打率を・271とした。チームは初回にトラウトの7号2ランで先制し、二回までに8点を奪うなどして大勝。貯金を1とした。
初回の打席は初顔合わせの右腕ニューサムから四球を選んだ。ワンストライクの後、敵軍内野陣が右へ寄るシフトを敷いてがら空きになった三塁側へバントの構えを見せてからバットを引いてカウント1-1。外角低めにはずれるチェンジアップ、低めいっぱいの150キロ直球もいずれも見送って追い込まれながらも外角低めに沈むチェンジアップに手を出さずにフルカウントに。150キロ直球、138キロチェンジアップを連続でファウルして粘り、最後は、9球目、内寄り低めにはずれる151キロを自信満々に見送って一塁へ歩いた。
次打者トラウトの打席でカウント1-1から快足で二塁を陥れた。シーズン4盗塁目となる二盗。主砲がストライクを見送ったことで記録された4つ目の盗塁。足で相手バッテリーをかき回し、先制7号2ランを呼び込んだ。
3点リードの二回1死二、三塁の好機は一ゴロ。初球、高めのチェンジアップを打ってワンバウンドではじき返し、打点1をマークした。
5番ウォルシュに2打席連続弾が飛び出すなど、8-1と一方的な展開となった四回無死一塁の場面は2番手右腕ダッガーに左飛。初球カーブを空振りし、外角高めのカーブを見送ってカウント1-1。3球目真ん中のスライダーを打ったが、詰まり気味の飛球となった。
10-1の六回は先頭で昨季まで同僚だった右腕ミドルトンと対決。ワンボールから内角高めのカットボールに詰まらされて三飛に倒れた。
10-3の九回は先頭で中直。5番手右腕タピアに対し、カウント2-2から158キロシンカーに快音を響かせたが、時速185キロの痛烈ライナーは野手の正面だった。