筒香ツキなし、満塁の逆転機に併殺 大谷の“勝ち”消せず 22打席連続無安打
「エンゼルス-レイズ」(5日、アナハイム)
レイズの筒香嘉智内野手(29)が「7番・一塁」で3試合ぶりに先発出場し、0-1で迎えた六回1死満塁の絶好機に不運な併殺に倒れた。
エンゼルス2番手ロドリゲスの外角へ沈む154キロシンカーを積極的に打って出た。ボールの上を叩いた打球は投手のグラブをかすめて中堅に抜けるコース。だが、あらかじめ二塁ベース後方を守っていた遊撃手の正面をつき、併殺となった。一塁ベースを駆け抜けた背番号25はベース上で悔しさをにじませた。
同点、または逆転打となれば直前まで投げていたエンゼルス先発の大谷翔平投手(26)の2勝目の権利を消滅させる一打となるはずだった。
大谷とメジャー初対決となった二回は初球、外角低めの154キロ直球を打って左飛。四回2死の第2打席はストレートの四球で一塁へ歩いた。二回の第1打席は左飛、四回の第二打席はストレートの四球だった。
これで筒香は22打席連続無安打(3四球含む)となった。
筒香は前日まで23試合に出場し、打率・155、0本塁打、5打点。新型コロナウイルスのワクチン接種による副反応のため、4月29日のアスレチックス戦を欠場し、同30日のアストロズ戦から戦列に戻ったが、復帰後は快音なし。前日の試合は六回無死一、二塁の好機に代打で空振り三振に倒れ、5戦19打席連続無安打となった。