大谷翔平、本塁打&打点の2冠も視野 2安打2打点 10度目マルチで連敗脱出

 ドジャース戦の5回、左へ適時二塁打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 ドジャース戦の5回、適時二塁打を放ち塁上でポーズをとるエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 ドジャース戦の5回、ウリアス(手前)から適時二塁打を放ったエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス9-2ドジャース」(7日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、2本の適時二塁打を放つなど、5打数2安打2打点。今季10度目のマルチ安打で打率を・278とし、チームの連敗を5で止めた。

 開幕から31試合連続出場(投打同時出場2試合、投手のみ2試合、代打1試合含む)の大谷は初回の打席で空振り三振。開幕から4連勝中の左腕ウリアスの高めの150キロ釣り球にバットは空を切った。

 エンゼルスは1点を追う二回に2試合を欠場したアップトンの5号ソロなどで一挙、4点を奪って逆転に成功。大谷は2死一塁の場面で打席に立ったが、ワンストライクから外角低めのカーブを打ち上げて中飛に倒れた。

 快音は五回1死一塁の場面だ。ここまで無安打に抑えられていたウリアスに対し、カウント0-2と追い込まれながら外角高めの151キロ直球を振り抜くと、打球は左翼手の頭上を越えた。一走フレッチャーをホームへ迎え入れた大谷は三塁側の自分ベンチに向かって両手を挙げた。

 点差を6に広げた六回2死二塁の好機には2番手右腕ケリーから右越え適時二塁打。2-2から外角低めの140キロチェンジアップにバットを伸ばし、最後は右手1本になりながらフェンス直撃。飛距離112メートルの打球で再び、フレッチャーを生還させた。

 9-1の八回はカウント1-2から4球目、内角高めのボール気味の球を打ち上げて遊飛だった。

 10本塁打は両リーグトップタイのまま。打点を26とし、リーグトップのマルチネス(レッドソックス)と5差の2位タイに浮上した。

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