大谷翔平、1安打2得点で3戦連続安打 メジャー史上最大の逆転劇ならず

 ドジャース戦の6回、右前打を放つエンゼルス・大谷=アナハイム(AP=共同)
 ドジャース戦の6回、右前打を放ったエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 ドジャース戦の6回、適時打で生還しチームメートに迎えられるエンゼルス・大谷(奥)=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス11-14ドジャース」(8日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、5打数1安打2得点。3戦連続安打で打率を・275とした。チームは0-13から3点差まで詰め寄ったが、メジャー史上最大の逆転劇はならなかった。

 ドジャースの先発は通算179勝、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)3回のエース左腕カーショー。初対決となった昨年8月14日は3打席連続二ゴロに封じられた大谷は初回、外角148キロ直球を見送ってカウント1-1。3球目、外角のボール球になるスライダーをファウルにして追い込まれた後、外角スライダーを打って三ゴロだった。内野陣が右へ寄るシフトを敷かれ、二塁ベースの右側へ打ったボテボテのゴロ打球を三塁手が処理した。

 エンゼルス先発バンディは三回まで無安打と好投していたが、四回に乱れ、6失点KO。救援陣も振るわず、打者14人の猛攻を浴びて8点を失った。

 カーショーとの2度目の対決は0-8の四回無死一塁。初球、外角146キロ直球を空振り、続く外角低めへの140キロスライダーをファウルにして追い込まれると、ボール1つを挟み、外角高めの145キロ直球に空振り三振を喫した。

 五回を終わって0-13。大敗ムードの六回1死一塁の打席は、5回で降板したカーショーに代わってマウンドに立った右腕サンタナから右前打。ワンストライクから外角チェンジアップをバットの先っぽでとらえ、シフトで狭くなった一、二塁間をゴロ打球で抜いた。3戦連続安打で好機を広げ、後続の2本の適時打をお膳立て。自身も得点を記録した。

 4-14の七回1死走者なしの第4打席は4番手右腕ホワイトの初球、外寄り高めの153キロ直球を二塁へ鋭いゴロで弾き返して失策を誘う。そこからロハスのメジャー初本塁打を含む怒とうの6連打で一挙7点を奪い、11-14とした。

 メジャー史上最大の逆転勝ちは12点ビハインドで1911年のタイガース、1925年のアスレチックス、2001年のインディアンスの3チームが記録している。

 メジャー記録更新が期待される中、大谷の八回の打席は二ゴロ。5番手左腕ゴンザレスの初球、内寄り高めの151キロ直球を積極的に打って出たが、ゴロ打球は野手の正面だった。

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