筒香、レイズから戦力外 年俸7・6億円で打率・167、0本塁打 実力発揮できず
米大リーグ、レイズは11日(日本時間12日)、筒香嘉智内野手(29)をメジャー40人枠から外したと発表した。同内野手は開幕26試合で打率・167(78打数13安打)、0本塁打、5打点で低迷しており、事実上の戦力外通告。今後は日本球界復帰を含め、他球団への移籍、もしくはマイナー降格を受け入れてメジャー再昇格を目指す。
筒香は19年オフにDeNAからポスティングシステムを利用してレイズと2年1200万ドル(約13億円)で合意。日本で残した通算205本塁打、OPS・910の打撃力を期待されたが、新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなった昨季は51試合、打率・197、8本塁打、24打点、OPS・708。年俸700万ドル(約7億6000万円)の今季は開幕から1番で起用されるなど、出場機会を与えられたが、OPS・462と本来の力を発揮することはできなかった。
レイズは開幕から負傷者リスト入りしていた筒香と同じ左打ちで一塁手の崔志万が戦列復帰を目前にしており、今後の役割が注目されていた。
大リーグ情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」によると、筒香の今季の残り年俸は546万ドル(約6億円)。「レイズはツツゴウの年俸を請け負う球団を見つけられないだろう」とし、自由契約後にFAとなって他球団への移籍を模索する可能性を伝えた。