大谷翔平、右手1本グリーンモンスター超え リーグトップタイの11号 6戦ぶりマルチ

 「レッドソックス4-3エンゼルス」(14日、ボストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、リーグトップタイの11号ソロを含む4打数2安打1打点。6戦ぶり11度目のマルチ安打で打率を・264とした。チームは3連敗で今季最多の借金5で地区最下位。

 開幕から5連勝の右腕ピベットとの初対決。大谷はワンボールから高めのボール気味の直球を2球連続で空振りして追い込まれながらファウル、ボールで粘ってカウント2-2とし、6球目、内寄り129キロナックルカーブを引きつけて逆方向へ弾き返した。打球はグリーンモンスターと呼ばれる高さ約11・3メートルの左翼フェンスの下部を直撃。滑り込むことなく、二塁に達した。しかし、後続が倒れて、先制ホームはならなかった。

 2点を追う三回の打席は空振り三振。初球、内角低めにはずれるチェンジアップ、内寄り153キロ直球を見送ってカウント1-1。高めの151キロ直球、真ん中154キロ直球に差し込まれてファウルにして追い込まれた後、ワンバウンドのナックルカーブにバットを止めたが、続く低めのナックルカーブを空振りした。

 2度目の快音は0-2の六回2死だ。ピベットとの3度目の対決はカウント1-1から外角低めの127キロナックルカーブをバットの先っぽでとらえる。最後は右手1本。パワーと技術で放った飛距離113メートル、グリーンモンスター越えの一撃。7戦32打席ぶりの本塁打でインディアンスのラミレスと並んでア・リーグトップに立った。

 1点を追う八回1死の場面は空振り三振。3番手右腕オッタビノの初球高め153キロ直球を空振りした後、ボール2つを挟み、4球目外角低めのスライダーを空振り。5球目、内角高めの153キロ直球をファウルにして粘ったが、最後は外角低めのワンバウンドになるスライダーにバットは空を切った。

 試合は、エンゼルスが0-2の六回に大谷が11号ソロを放って1点差。七回にイグレシアスの2点適時二塁打で一度は逆転に成功したが、直後に2番手左腕ワトソンが逆転2ランを被弾。チームは反撃のチャンスをつくることができずに惜敗した。

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