大谷翔平「すごい良かった。楽しかった」二刀流ベーブ・ルースの古巣で豪快左越え弾
「レッドソックス4-3エンゼルス」(14日、ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、リーグトップタイの11号ソロを含む4打数2安打1打点。6戦ぶり11度目のマルチ安打で打率を・264とした。チームは3連敗を喫し、今季最多借金5で地区最下位。
自然と笑みがこぼれた。0-2の六回1死の打席。100年前にベーブ・ルースが二刀流で活躍したフェンウェイパークの名物、左翼フェンス“グリーンモンスター”を越える一発を放った大谷は「有名なところに打てたのはすごい良かったですね。楽しかったですし。風情があって素晴らしい球場だなと思いました」とにこやかに話した。
逆方向。大谷にとってセンターから左への打球は調子のバロメーターとも言える。この日は初回の打席でもグリーンモンスターを直撃する二塁打。前日まで5試合の打率は・143(21打数3安打)と調子を落としていたが、この日は7試合ぶりのマルチ安打をマーク。「どこにも打てるっていうのが一番いい状態だと思うのでセンターを中心に引っ張ってもいいし、流してもいいし、ある程度、打球に角度がつけばいい状態なのかなと思ってます」と話した。