ダルビッシュ 翻弄7回0封10奪三振で4勝目 二刀流!?今季初安打も
「パドレス7-0ロッキーズ」(17日、サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手(34)はロッキーズ戦に先発し、7回無失点で10三振を奪い、4勝目(1敗)を挙げた。
ダルビッシュは前夜の就寝前のひらめきを今季一番の快投につなげた。七回までわずか81球で三塁を踏ませなず、「どこかですっきりする投球がしたいなとずっと思っていて、やっとそれがきた」とうなずいた。
今季はエースの役割を果たしながらも、「このままじゃまたやばいことになる」と、しっくりこないフォームに危機感を抱いていた。カブスで好調だった過去1年半のビデオを見返し、前夜に「違いに何となく気づいた」。寝る前にグラブとボールを手に取り、シャドーピッチングを敢行。わずか3度腕を振っただけで「これだ」との感触をつかんだ。
前回登板と同じロッキーズを相手に、球威も変化球の鋭さも増した姿で翻弄(ほんろう)。7回4安打無失点で、10三振を奪った。「すごく楽しく投げられたし、それが打撃にもいい影響があったのかな」と、六回には今季初安打となる二塁打を放った。
防御率は両リーグ4位の1・81。「防御率がどうとかより、その感覚がきたことが良かった」と投球内容に満足そうだった。