大谷翔平 上がらない球速に心配の声 米記者「何が起こっているのか」三回まで1失点
「エンゼルス-インディアンス」(19日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・投手」で4度目の投打同時出場。初回に先制点を許した。
11日のアストロズ戦に続き、指名打者を解除してリアル二刀流で出場した大谷。初回のマウンドは2者連続三振で好スタートを切ったかに思えたが、3番ラミレスにフルカウントから投じた137キロスプリットを二塁内野安打にされる。4番レイエスの初球に二盗を許すと、カウント2-2から甘く入ったスライダーが左翼線二塁打となり、先制点を与える。5番ネイラーへの2球目のスプリットが暴投で2死三塁となったが、一ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。
初回に費やした球数は25球。しかし、通常150キロ台の半ばから後半の直球が最速で151キロ。そのほとんどが140キロ台を計測。スライダー、スプリットの変化球も過去の登板よりも8~10キロ遅かった。これには地元紙オレンジカウンティレジスターのフレッチャー記者も自身のツイッターで「オオタニの球速がかなり落ちている。何が起こっているのかわからない…」と心配した。
初回の打席は三直に倒れた大谷の二回の投球は1死から四球で走者を背負ったが、8、9番を連続三振。このイニングでは15球を投じたが、最速は148キロにとどまっている。
三回は7球で初の三者凡退。先頭への初球に143キロの直球を投じた後はスプリットとカットボール気味のスライダーを駆使して3人で片付けた。