ダルビッシュ、7回1失点で5勝目 7度目QSで防御率1・75

 マリナーズ戦に先発し、7回を1失点だったパドレスのダルビッシュ=サンディエゴ(共同)
 マリナーズ戦に先発し、7回1失点で5勝目を挙げたパドレスのダルビッシュ=サンディエゴ(共同)
 マリナーズ戦に先発し7回1失点で5勝目を挙げたパドレスのダルビッシュ=サンディエゴ(共同)
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 「パドレス9-2マリナーズ」(23日、サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手(34)が7回7安打1失点の好投で5勝目をあげた。93球を投げて与四球1、奪三振5。ストライクは63球だった。2登板連続、今季7度目のクオリティースタート(6回以上、3自責以下)を達成し、防御率を1・75とした。

 初回を3人で片付けたダルビッシュは二回に先頭を内野安打で出すも後続をピシャリ。タティースの12号ソロで1点の先制した後の三回は8番からの下位打線をスライダーで2者連続三振とし、1番ウォルトンに左前打を許すも続くハニガーを156キロ直球で左飛に打ち取る。四回も三者凡退に仕留めた。

 この日唯一の失点は五回だ。先頭ハガーティのセンターへの浅い飛球を中堅プロファーが頭から飛び込んだが、わずかに届かず後逸。無死二塁のピンチを背負い、2死三塁から投手ダンに高めに浮いたカットボールを右越え二塁打されて同点に追いつかれた。捕手の構えは外角低め。完全な失投だった。

 五回を最少失点に抑えた右腕は、1-1の六回も先頭に二塁打を浴びるなど、1死一、三塁のピンチを背負ったが、後続をカットボールで二ゴロ併殺打に斬って勝ち越し点を許さなかった。

 ダルビッシュの粘投に打線が応える。六回の攻撃でタティースの適時打などで3点の勝ち越しに成功。七回のマウンドは1死から左前打で走者を出したが、8番メイフィールドに9球まで粘られながら最後はカットボールで三ゴロ併殺。気合十分の表情でマウンドを降り、勝利のバトンを救援陣に託した。

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