大谷翔平、1安打1四球1得点 一時は8点リードも冷や汗3連勝で最下位脱出
「エンゼルス9-8レンジャーズ」(26日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1得点だった。打率・270。チームは8点リードから1点差まで詰め寄られる勝利で3連勝。レンジャーズを抜いて最下位を脱出した。
メジャー本塁打トップに1差に迫っている大谷は2戦連発が期待される中、右腕のダニングと対戦。アップトンの2戦連続先頭弾で先制した初回はカウント1-1から外角低めチェンジアップを打って遊ゴロに倒れた。
5-0の二回1死一塁の場面は空振り三振。フルカウントから内角低め137キロチェンジアップにバットは空を切った。スタートを切った一塁走者フレッチャーが二塁で憤死した。
5-1の五回は先頭で四球。カウント3-1から内寄り高めの145キロシンカーを打ち損じてファウルにした後、内角低めにはずれるシンカーを見送って一塁へ歩いた。次打者レンドンの左翼線二塁打で生還した。
9-3の六回1死の場面は2番手左腕ベンジャミンから三塁内野安打を記録した。カウント1-2と追い込まれながら外角低めの138キロカットボールにバットを伸ばし、大きく弾んだ打球が投手の右を抜け、シフトで一、二塁間を守った三塁の前に転がるのを見ながら楽々と一塁を駆け抜けた。
試合は、エンゼルスがアップトンの先頭弾、ウォードの3安打5打点の活躍で五回を終わって9-1と大量リード。しかし、9-3の八回に救援陣が乱れて5点を失い、一転、接戦となった。八回2死二塁から守護神イグレシアスを投入し、逃げ切った。