日本選手に縁遠かった球宴HR競争 過去にはイチローに出場要請、08年は意欲も断念
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(26)が18日(日本時間19日)SNSでオールスター戦(7月13日、デンバー)の前日に開催される恒例行事、本塁打競争に出場することを表明した。
日本選手に縁遠かった米大リーグの本塁打競争で、過去にはイチロー(マリナーズ)と松井秀喜(ヤンキース)が出場を取り沙汰された。
特にイチローはフリー打撃練習で柵越えを連発するため、長距離打者ではないにもかかわらず、2000年代前半から毎年のように出場を要請されていた。5月にマリナーズで現役のまま球団会長付特別補佐に就任し、途中から選手としてプレーしなかった18年もチームの首脳陣から推薦されたほどだ。
中でも08年は直前まで出場に意欲的だった。その年限りでの取り壊しが決まっていた旧ヤンキースタジアムでの球宴。「ファンにしゃれっ気がある」と同球場を愛していたイチローは本番の打撃投手役を事前に手配していた。最終的には前半戦終了間際の試合で本塁に滑り込んだとき、左手薬指を痛めて断念せざるを得なかった。