大谷翔平 まさかの自己ワースト初回7失点KO 打線にも残らず 5四死球

 ヤンキース戦の1回途中に降板するエンゼルス・大谷(左)=ニューヨーク(共同)
 ヤンキース戦の1回途中、マドン監督(左)に降板を告げられるエンゼルス・大谷=ニューヨーク(共同)
 ヤンキース戦の1回途中、マドン監督(左)に降板を告げられるエンゼルス・大谷=ニューヨーク(共同)
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 「ヤンキース-エンゼルス」(6月30日、ニューヨーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が「1番・投手」で出場したが、まさかの初回KOを喫した。先頭打者から3人続けて四球を出す苦しい展開に。ここから2連続でタイムリーを浴びるなどし、勝ち越された。押し出し四球を出したところで投手交代が告げられ4勝目はならなかった。打線にも残らず完全に試合から退いた。

 投球成績は今季最短の2/3回7失点、4四球1死球。2本の適時打を許した。7失点は自己ワースト、2/3回での降板は今季最短で、昨年7月26日のアスレチックス戦での0/3回に次ぐ短さ。41球を投げたうち、ストライクは20球と制球に苦しんだ。なお、大谷が登板前に迎えた初回の打席は中飛に終わった。

 先頭のルメイヒューには1ストライクから4球続けてボール。ボイトには、辛い判定に見えるボールもあったが、フルカウントからボールとなった。

 続くサンチェスの打席でパスボールがあり無死二、三塁のピンチを迎えた。5球目のボールは159・7キロを記録したが、フルカウントから、スライダーが逆球になり三者連続の四球となった。

 満塁で迎えた4番のスタントンに左前にはじき返され1点を献上。続くトーレスにも左前へ運ばれ、初回に得たリード2点を吐き出した。

 6番・オドアの打席で決め球のスプリットをこの試合初めて投げ三振に斬った。7番のアンドゥハーは三ゴロに打ち取ったが、三走が生還し、勝ち越し点を許した。

 死球を挟み2死満塁となり、9番・ガードナーには押し出しの四球を出した(4失点目)。ここで、投手交代となった。降板後に、大谷が残した走者3人が得点したために、合計7失点となった。

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