大谷翔平2打席連続30号 松井秀喜以来17年ぶり2人目の日本選手大台突破

 オリオールズ戦の4回、2打席連続塁打となる30号2ランを放つエンゼルス・大谷。日本選手2人目のシーズン30本塁打に到達した=アナハイム(共同)
オリオールズ戦の3回、29号本塁打を放ったエンゼルス・大谷=アナハイム(共同)
 オリオールズ戦の3回、29号本塁打を放ったエンゼルス・大谷と喜ぶファン=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス-オリオールズ」(2日、アナハイム)

 本塁打王争いでMLB単独トップに立つエンゼルスの大谷翔平投手が2打席連続本塁打。30号の大台に乗せた。2試合ぶりの1発、直近7戦7発の量産ぶり。日本選手の最多本塁打は04年に31本塁打を放った松井秀喜。17年ぶり史上2人目の“大台”突破となり、日本選手最多に王手をかけた。

 「2番・指名打者」で先発出場。大台突破弾は四回、5-6と1点差としてなお1死一塁で打席に立った。オリオールズの2番手テイトから逆転2ランを放った。カウント2-1からの4球目。外角に沈む変化球を強く叩くと、打球は高い弧を描いて左翼席に達した。打球速度180キロ、飛距離122メートルだった。

 先頭打者として迎えた三回の第2打席では29号を放っていた。先発の左腕・エイキンの初球内角高めの直球を右中間に運んだ。打球速度169キロ、飛距離127メートルだった。

 先に行われた試合でブルージェイズのゲレロが27号本塁打を放ち、1本差とされていたが、逆に3本差に広げた。

 試合前には6月の月間MVPが発表され、大谷はア・リーグの野手部門で初めて選出された。日本人野手の受賞は04年8月のイチロー(マリナーズ)、07年7月の松井秀喜(ヤンキース)に続き、14年ぶり3人目。

 6月の大谷は25試合の出場で打率・309(81打数25安打)、ア・リーグ最多の13本塁打、23打点、20得点、4盗塁、出塁率・423。6二塁打、1三塁打を含めた長打は安打数の8割を占め、長打率・889とOPS(長打率+出塁率)1・312は両リーグベストの数字だった。ホームランは3戦連発を2度記録するなどの量産態勢に入っている。

 大谷はこの日試合前にオンライン取材に応じた。タイトルについて「もちろん、積み重ねてそうなれば一番いいと思いますし、高い目標にはしている」としながらも「ただ、まだ(本数は)20後半なので、もちろん、ホームラン王争いになってくれば、40本、50本打たないといけないですし、まだ30本にもいってない段階なので1本1本積み重ねかなと思ってます」と、目の前の1打席に集中する考えを示した。

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