大谷翔平 イチローさんと笑顔であいさつ 敵地ファンにサインをサービス
「マリナーズ-エンゼルス」(10日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が試合前のフィールドでマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん(47)と対面した。
この日の試合に「2番・指名打者」で出場する大谷は開始3時間前にフィールドに出ると、マリナーズの打撃練習時間に右中間で守備練習をするイチローさんの下に駆け寄り、帽子をとってあいさつ。約3分間、何度も笑顔を見せながら会話を楽しんだ。
その後は左翼へ移動し、前日に続いてキャッチボールを行った。3日後に開催されるオールスター戦(デンバー)では投手兼指名打者で出場することが決まっており、本番のマウンドに備えて調整。投球後は左翼線際スタンドで待つ敵地ファンのために即席サイン会を行い、喜ばせた。
大谷はここまで打者で82試合(代打5試合)に出場し、打率・279、メジャートップの33本塁打、ア・リーグ3位の70打点、同5位タイの12盗塁をマーク。前日の試合で右翼席最上階へ2戦連発となる33号を放った。
7日のレッドソックス戦で32号を放ち、04年に松井秀喜(ヤンキース)が樹立した31本塁打の日本選手シーズン最多記録を更新。また、米国外の出身選手でオールスター戦前に33本塁打を記録したのは98年のサミー・ソーサ(カブス)だけしかおらず、この日を含む残り2試合で大谷のソーサ超えに期待がかかる。