大谷翔平 見逃し三振に右手振って“抗議”米記者も擁護「全くはずれている」

マリナーズ戦の前に、握手を交わすエンゼルス・大谷(左)とイチローさん=シアトル(共同)
マリナーズ戦の1回、二盗に失敗したエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
マリナーズ戦の1回、四球を選び一塁へ向かうエンゼルス・大谷=シアトル(共同)
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 「マリナーズ-エンゼルス」(10日、シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、1点を追う六回1死走者なしで迎えた第3打席で見逃し三振に倒れた。

 カウント2-2から見送った134キロの外角低めチェンジアップをストライクと判定され、三振を喫した。捕手のミットに収まるまで球筋をしっかり見極め、自信をもって見送ったボール。球審の右手が上がった瞬間、大谷は納得いかない表情で「違う、違う」と言わんばかりに右手を振り続けて不満をあらわ。右手の動きを止めることなく、ベンチに戻った。

 不可解な1球にエンゼルスの担当記者は即座に反応。オレンジカウンティ・レジスターのフレッチャー記者は自身のツイッターに図解でストライクゾーンをはずれていることを示し、「これがショウヘイ・オオタニに対する3つめのストライクコールだった。オオタニは首を振り、球審に小さく手を振る仕草を見せた」と投稿。大リーグ公式サイトのボリンガー記者は「(マリナーズの先発)クリス・フレクセンがベースからはずれたチェンジアップでショウヘイ・オオタニを三振に…コースは全くはずれているようだった。ショウヘイはしかめっ面で抗議の合図」と伝えた。

 大谷は7日のレッドソックス戦で32号を放ち、04年に松井秀(ヤンキース)が樹立した31本塁打の日本選手シーズン最多記録を更新。前日の試合では2戦連発33号を放ち、98年にサミー・ソーサ(カブス)が作った米国外選手によるオールスター戦前最多記録に並び、この日を含む前半戦残り2試合でソーサ超えを期待されている。

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