大谷翔平の三振判定 指揮官は呆れて笑い出し「かなりひどかった」
「マリナーズ2-0エンゼルス」(10日、シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球。6戦ぶりノーヒットで打率を・276とした。チームは同地区のライバルに連敗し、勝率5割となった。
1点ビハインドの六回。大谷がカウント2-2から自信をもって見送った134キロの外角低めチェンジアップをストライクと判定された。フルカウントにしてチャンスを広げるはずだったが、結果は見逃し三振。背番号17は言葉を発することなく、右手を振るジェスチャーで球審に“抗議”した。
試合後の監督会見。大谷への不可解な判定について問われたマドン監督は呆れて笑い出し「あれはストライクではなかった。2、3球前のやつ(2球目の外角球)も違った」と異議。ストライクゾーンをはずれた2球の判定を「かなりひどかった」と非難した。
あす11日はオールスター戦前最後の試合。大谷はここまでメジャー単独トップの33本塁打を記録し、98年にサミー・ソーサ(カブス)が作った米国外出身選手による前半戦最多記録に並んでおり、最後の1試合でソーサ超えを目指す。