エンゼルス・大谷 6戦ぶり無安打も試合外で存在感 超異例!30秒CM発表
「マリナーズ2-0エンゼルス」(10日、シアトル)
納得いかない表情で右手を振り続けた。1点を追う六回。エンゼルスの大谷が自信をもって見送った外角低めチェンジアップをストライクと判定され、三振に倒れた。マドン監督が「かなりひどかった」と非難した疑惑の判定。6戦ぶり無安打でチームも今季5度目の完封負けを喫した。
試合では見せ場を作れなかったが、試合前には異例の発表があった。米大リーグ機構が、メジャートップ独走の33本塁打など、二刀流で活躍する大谷の偉業を称えて30秒CMを作成。一選手に特化したCMは極めて珍しく、球宴期間中にテレビで放送され、SNSでも配信されるという。
さらに試合後には映画のアカデミー賞などと並び称され、優秀なアスリートに贈られるESPY賞の各部門受賞者が発表され、大谷が「最優秀MLB選手」に選出された。
過去には同僚のトラウトやボンズら、そうそうたるメンバーが受賞。メジャー日本勢では史上初の快挙となった大谷は球団を通して「とても光栄に思っています。心より深く感謝しています」。二刀流の存在の大きさをあらためて実感する一日となった。