ベーブ・ルースの孫娘が大谷にエール「自身の道を歩んでほしい」

 米大リーグで「野球の神様」と称され、投打の「二刀流」でプレーしたベーブ・ルースの孫娘リンダ・トセッティさん(66)が14日までに電話取材に応じ、13日のオールスター戦で投打の「二刀流」でプレーしたエンゼルスの大谷翔平投手(27)に「素晴らしい活躍。祖父を追い掛けるのではなく、彼自身の道を歩んでほしい」とエールを送った。

 前半戦でメジャートップの33本塁打を放った大谷に「野球には本塁打が必要なのに当たり障りのないものになり、ファンは不幸になっている。大谷の登場は野球界にとっていいこと」。祖父のように「野球の華」とされるホームランを量産する姿に目を細めた。

 「ルースの60本塁打を超えたら素晴らしい。彼が全ての記録に名前を刻むことを願う」と大記録に挑む大谷に期待を寄せた。

 競技に真摯(しんし)に取り組み、対戦相手への敬意を忘れない姿勢にも触れた。「彼の野球への愛情は祖父と同じだと思う。まだ20代。努力家で自分のやりたいようにやっているように映る。自分が目指す姿に成長し、彼自身の記録をつくってほしい。幸運と成功を祈っている」と語った。

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