ヤンキース、ジャッジら感染・濃厚接触の疑い 球宴で大谷らと交流 米記者伝える
米大リーグ機構(MLB)が15日(日本時間16日)、この日予定されていた後半戦初戦、ヤンキース-レッドソックス戦の延期を発表した。ヤンキースの複数選手の新型コロナウイルス感染が判明したとみられ、MLBは「検査の継続と感染経路確認のため」と説明した。
ヤンキースはこの日、リリーフのコルテス、ペラルタ両投手がコロナ関連の負傷リスト(IL)に入ったと発表。米報道によると、すでにIL入りしているロアイシガを含む3人はいずれもワクチン接種後に感染したという。
また米スポーツ専門局ESPNのオルニー記者は自身のツイッターで投手3人のほかに3人の野手が感染、もしくは濃厚接触の疑いがあるとし、ジャッジ、ヒガシオカ、アーシェラの名前を挙げた。
中でもジャッジは2日前に行われたオールスター戦にア・リーグの「4番・右翼」で出場。本番前日のフィールドで行われたチーム全体の記念撮影ではエンゼルス・大谷の隣に並ぶなど、複数の選手と交流、接触しており、今後の影響が懸念されている。
同局のリベラ記者は自身のツイッターで、球宴にア・リーグの「5番・三塁」で出場したレッドソックスのディバースの話として「球宴に出たヤンキースの選手の1人が検査で陽性だったため、試合前のインタビューに応じないように要請された、と言っていた」と速報。ディバースはこの日午後に検査を受ける予定だという。
ヤンキースはMLBが規制緩和の基準としている「85%以上のワクチン接種」をすでにクリアしている。球宴にはジャッジのほか、チャプマンとコール2投手が参加したが、両投手に登板機会はなかった。