大谷翔平、奪三振の球団記録更新 実況は謎の日本語絶叫「スワッテクダサイ!」
「アスレチックス4-1エンゼルス」(19日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手」で今季11度目の投打同時出場。投げては6回3安打無失点、奪三振8、与四球1と好投したが、打線の援護がなく、自己最多の5勝目は次戦以降に持ち越された。96球、最速160キロ、防御率3・21。降板後は終盤の打席に備えて右翼に入る“三刀流”のフル回転で4打数1安打だった。打率・277。チームは連敗で2日以来の借金1となった。
走者を背負いながらも要所を締めて点を与えなかった。三回までは最速160キロの直球主体の投球を披露し、四回以降は一転、変化球を織り交ぜて相手打線を翻ろう。スライダー、カットボール、これまでほとんど投げてこなかったカーブも駆使する変幻自在のピッチングで4者連続を含む8つの三振を奪った。
大谷が相手のバットに空を切らせる度に中継局の実況バスガーシアン氏は日本語を絶叫。二回1死二塁の場面でチャプマンを154キロ直球で空振り三振に仕留めると「スワッテクダサイ!」。さらに六回に4者連続三振を達成すると、「ジャア、マタネ!」。実況中に実際に使用される英語のフレーズを翻訳した謎の日本語でお茶の間を盛り上げた。
この日は大谷にとって今季14度目、メジャー通算26度目のマウンド。球団広報によると、デビューから26試合で通算161奪三振はジェレッド・ウィーバーの141奪三振を上回り、球団最多だという。