大谷翔平は“強制”ベンチスタート 指揮官「彼が必要としたのではない。私の考えだ」

 「ツインズ-エンゼルス」(23日、ミネアポリス)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が6月13日のダイヤモンドバックス戦以来、31試合ぶりにスタメンを外れた。指名打者制のある試合では5月23日のアスレチックス戦以来、49試合ぶり、今季2度目のベンチスタートとなる。

 試合前の会見でマドン監督は同じ左打ちで中軸を担う大谷とウォルシュをスタメンから外した理由を「(ツインズの先発が左腕の)ハップなので2人を休ませたかった」と説明し、大谷に関しては「彼が必要としたのではない。私の考えだ」と明かした。また、前日の試合で腰痛から戦列復帰したアップトンをこの日は指名打者として出場させたかったこと、新加入のイートンとマーシュの影響で出番が減少したラガレスに出場機会を与えたかったことなど、他の選手の起用も理由に挙げた。ただし、完全休養の予定はなく、「どちらも途中出場はある」とした。

 大谷とウォルシュはともにオールスター戦に初選出。球宴後の後半戦6試合の成績は大谷が打率・167(24打数4安打、1本塁打)、14三振、ウォルシュが打率・185(27打数5安打)、8三振とミニスランプに陥っている。球宴出場の影響について指揮官は「わからない」としながら「彼らが苦しんでいるのは、(後半戦3カードの)シアトルとオークランドの投手陣、そして、前夜の前田が左打者に良い投球をしていた。それが理由だと思う」と話した。

 大谷はここまで打者で89試合(代打5試合)に出場し、打率・271、メジャートップの34本塁打、ア・リーグ3位タイの74打点、同5位タイの12盗塁をマーク。22日の試合はツインズの先発、前田に3打席2三振と抑えられるなど、4打数無安打3三振で約1カ月ぶりの2試合連続ノーヒットとなった。

▽エンゼルスのラインアップ

1番・二塁 フレッチャー 打率・314、2本塁打、38打点

2番・一塁 ゴセリン   打率・288、3本塁打、19打点

3番・遊撃 イグレシアス 打率・284、7本塁打、29打点

4番・DH アップトン  打率・242、14本塁打、32打点

5番・捕手 スズキ    打率・221、2本塁打、7打点

6番・中堅 マーシュ   打率・267、0本塁打、1打点

7番・左翼 ラガレス   打率・226、2本塁打、24打点

8番・三塁 メイフィールド打率・179、2本塁打、7打点

9番・右翼 イートン   打率・213、5本塁打、28打点

   投手 カッブ    7勝3敗、防御率3・96

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