大谷 キング独走36号 登板翌日に特大141メートル弾 ゲレロと4本差
「エンゼルス3-12ロッキーズ」(27日、アナハイム)
日本人初の本塁打王へ再び、加速し始めた。エンゼルス・大谷が登板翌日に「2番・指名打者」でフル出場。メジャー単独トップの36号2ランを放った。
0-10の五回2死三塁。リーグ2位のゲレロ(ブルージェイズ)との差を4本に広げる一発を右中間へ。本塁打では自身2番目の飛距離に並ぶ463フィート(約141メートル)の特大弾で、マドン監督に「あのエリアに飛んだ打球では自分が見た中で最長だ」と言わしめた。
先発左腕ゴンバーのスライダーに苦戦し、それまでは一直、空振り三振だった。五回も簡単に追い込まれたが、ファウルで粘り、6球目でその変化球を捉えた。大敗の中で一矢報い、これで年間58本ペースとした。
23日の試合を休んだ後は4試合連続安打で2本塁打。本塁打王争いは独走気配で、打点もリーグトップに3点差と2冠を狙える。本人は「休みの前の最終打席も感じはすごい良かった。そういういいイメージを持って次の試合にいけるかというのが一番」と一戦一戦を強調した。