大谷所属エンゼルス、ヒーニーとワトソン放出 60試合残し勝率5割 売り手トレード
大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスは30日(日本時間31日)、先発左腕アンドリュー・ヒーニー投手(30)をヤンキースへ、ベテラン救援左腕トニー・ワトソン投手(36)をジャイアンツへトレードしたと発表した。ヤンキースからマイナー2投手を、ジャイアンツからマイナー3投手を獲得した。
シーズン60試合を残して51勝51敗。ア・リーグ西地区首位のアストロズから11・5ゲーム差、ワイルドカード争いでも6ゲーム差をつけられているエンゼルスがトレード期限に動いた。
メジャー8年目のヒーニーは先発の柱としてチーム最多の18登板、94イニングを投げ、6勝7敗、防御率5・27。12年ドラフトでマーリンズから1巡目全体9位で指名された後、14年オフにトレードでマーリンズからドジャースを経由してエンゼルスへ移籍した。メジャー通算成績は30勝36敗、防御率4・57。
エンゼルスはヒーニーの今季年俸675万ドル(約7億4000万円)の一部を負担。ヒーニーに代わって昨年ドラフト全体10位、超有望株のデトマーズが先発ローテーション入りするとみられる。
11年目のワトソンは今季開幕直前にエンゼルスと合意し、主に勝ちパターンの継投で起用され、36登板、3勝3敗、防御率4・64をマーク。07年にパイレーツ9巡目でドラフトされ、ドジャース、ジャイアンツを渡り歩き、通算成績は43勝28敗32セーブ、防御率2・90。