大谷翔平、米初2併殺無安打 有望左腕は初登板6失点でメジャーの洗礼 逆転負け借金1
「エンゼルス3-8アスレチックス」(1日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、メジャー4年目初となる1試合2併殺を含む4打数無安打。3戦ぶりノーヒットで打率を・275とした。チームは逆転負けで借金1となった。
前日は決勝適時打で勝利に貢献した大谷がアスレチックスの投手陣に封じられた。初回無死一塁の打席は右腕ジェフリーズに対し、カウント1-1から内寄り高めの146キロ直球を打って左飛。左中間に高く舞い上がった打球は紙一重のスイングだった。
2点を追う三回は先頭で中飛。初球、真ん中の150キロシンカーに立ち遅れて空振り、ボール1つを挟んだ後、真ん中146キロカットボールを叩いたが、ふたたび、紙一重の打球がセンター右へ飛んだ。
点差が3に開いた五回は1死一塁の場面で二ゴロ併殺。カウント3-1と有利なカウントから内角148キロシンカーを打ったが、ゴロ打球はシフトを敷いて一、二塁間を固めた野手の正面だった。
3-8の八回1死一塁の場面は4番手左腕チャフィンと対戦。ツーボルから低めの148キロシンカーを打ってふたたび二ゴロ併殺を記録した。
この日のエンゼルスの有望左腕デトマーズがメジャー初登板。序盤に3点の援護を受けたが、三回にオルソンの28号2ラン、ゴームズの移籍後初本塁打を被弾するなど、5点を奪われて逆転を許す。五回途中6安打6失点でメジャーの洗礼を浴びて敗戦投手となった。