大谷翔平「出ないという選択肢はもってない」打球受けて右手親指から出血も休まず
「レンジャーズ1-2エンゼルス」(4日、アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手」で投打同時出場し、6回4安打1失点で6勝目を挙げた。2登板連続無四球、奪三振6で防御率2・93。86球を投げてストライク59球、最速は159・6キロだった。打者では3打数無安打で打率を・272とした。チームは連勝で勝率5割に復帰した。
7月28日の試合中にベンチ内に飛び込んできたファウルボールで右手親指を負傷。1日に予定されていた登板を回避し、9日ぶりとなったマウンドで好投し、チームに勝利をもたらした。
試合後のオンライン会見では右手を負傷した状況を「ベンチで(データ用)iPadを見てたので打球を見てなかった。当たらないような位置にはいたんですけど、高いバウンドでそんなに強くはないとは思いますけど、ツメに当たって血が出たという感じですね」と説明した。
登板日は変更されたが、打者で出場し続けたことに「ピッチングより影響は少ないなとは思ってましたね。もう、出ないという選択肢はあまり持ってないので」と大谷。中軸のトラウト、レンドン、ウォルシュの3人が離脱していることを踏まえ「チーム的にも苦しいですし、なるべく出て貢献できるように頑張りたいなと思ってます」と話した。
チームは108試合を消化し、54試合を残す。ここまで打者で102試合に出場し、この日で9登板連続、13度目の投打同時出場を果たした大谷は「後半は遠征も多いですし、やっぱり疲労もたまりやすいなっていうのを感じるので、ただ、リズムというか、一日一日、やることをしっかりやって、同じリズムでマウンドに上がれれば、なるべくそういう安定した状態を保てるかなと思うので、状態が悪いから変わったことをするとか、状態がいいからサボってもいいとか、ということではなくて、シーズン通してやりたいなと思ってます」と話した。