大谷翔平、代打で左腕から申告敬遠 “敵地ファン”はブーイング 逆転勝ち4連勝
「ドジャース3-4エンゼルス」(6日、ロサンゼルス)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が3-2の延長十回無死二塁から代打で出場し、今季7個目の申告敬遠を記録した。チームは逆転勝ちで4連勝を飾り、貯金を2に増やした。
指名打者制のないナ・リーグ球団との交流戦のため、7月23日のツインズ戦以来、14戦ぶりにスタメンを外れた大谷。出番は延長十回無死二塁、イグレシアスの適時二塁打で1点を勝ち越した直後の場面だ。
6月13日のダイヤモンドバックス戦以来、約2カ月ぶり、今季6度目の代打出場。本拠地アナハイムに隣接するロサンゼルスの敵地が背番号17の登場に沸く。ところが、ドジャースベンチは左打者に強いはずの中継ぎ左腕クレビンジャーに申告敬遠を命じる。大谷が1球も見ることなく、バットを置いて一塁へ歩くと、快音を期待した“敵地ファン”からブーイングが起こった。
歩いて好機を拡大した大谷は次打者マーシュの遊ゴロで二進。メイフィールドの二塁手後方に落ちる適時打で三塁へ。1死一、三塁から1番フレッチャーの打席で一走メイフィールドが飛び出し、一、二塁間に挟まれるのを見て快足を飛ばし、本塁へ足から滑り込みながら左手を伸ばしたが、わずかに届かず憤死した。
エンゼルスは延長十回に抑えのイグレシアスが1点を許しながらも逃げ切って4連勝。7月7日以来の貯金2とした。