大谷翔平“シフト破り”バット折りながらボテボテ適時打 チームは敗戦
「エンゼルス1-4アストロズ」(13日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が4試合連続のリードオフマンとして、指名打者で出場。4打数1安打、チームに唯一の得点をもたらす1打点を挙げ、通算85打点とした。
3打数無安打で迎えた、4点を追う八回の第4打席。2死一、二塁の場面で2番手のグレーブマンと対戦した。内角の直球にバットを折られながらの一打は、速度90キロのボテボテの打球。だが、三遊間が大きく空いたシフトをあざ笑うかのように、三遊間を抜ける左前適時打となった。外野手がもたつく間に二塁も陥れる好走塁も見せた。
3打席目まではアストロズ先発・通算218勝の37歳ベテラン右腕グリンキーの前に抑えられた。
初回の第1打席は痛烈な打球を放ったが、八回とは逆にシフトの餌食に。二塁ベース右側を守る遊撃手の正面へのライナーに倒れた。三回の第2打席は抜かれたボールに泳がされ、右飛に倒れていた。六回の第3打席は8球粘った末にチェンジアップで空振り三振に倒れていた。
グリンキーは09年サイ・ヤング賞を受賞。今季はここまで23登板でチーム最多の10勝(3敗)を挙げ、防御率は3・69。大谷は4月6、23日に対戦し、通算打率・429(7打数3安打)を記録していたが、この日は好投の前に封じられた。
大谷の今季通算成績は打者で111試合(代打8試合)に出場し、打率・267、メジャートップの38本塁打、85打点、16盗塁。投手としては7勝1敗、防御率2・93。