エンゼルス・大谷 シフト破った!執念適時打で打点トップへ3差
「エンゼルス1-4アストロズ」(13日、アナハイム)
執念の一打は4点を追う八回だ。エンゼルスの大谷が2死一、二塁の場面で2番手右腕グレーブマンの内角高め158キロ直球にバットを折られながら三遊間へはじき返した。
時速90キロの詰まった打球で内野陣が右へ寄ったシフトを破る左前適時打。相手野手が返球をもたつく間に二塁を陥れる好判断も光った。
4戦連続安打でチームの完封負けを阻止。リーグ2位タイの85打点目でトップのゲレロ(ブルージェイズ)との差を3に縮めた。
試合前には2カ月連続受賞となった7月月間MVPの表彰式で歓声を受けた大谷。この日は通算219勝右腕グリンキーには3打席無安打に封じられたが、三回の右飛は紙一重のスイングだった。本塁打王争いでトップを走る。2冠を射程圏内に捉えながら、残り45試合を戦い抜く。