大谷翔平40号 投打同時出場で2本目 レジー・ジャクソン抜く球団左打者最多本塁打
「タイガースーエンゼルス」(18日、デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)がメジャー1番乗りとなる40号ソロ本塁打を放った。「1番・投手」で出場。投打同時出場は11登板連続、今季15度目。4月4日のホワイトソックス戦以来、2本目となる投打同時出場で一発で、自らを援護する貴重な1点を挙げた。
2-1と1点リードして迎えた八回。タイガース2番手の右腕シスネロのスライダーを捉えた。打った瞬間確信する一打は打球速度177キロ、飛距離131メートル。右翼席中段に達した。
この一発でレジー・ジャクソンの39本塁打を抜くエンゼルスの左打者史上最多本塁打を記録。レジェンド超えを果たした。初回の第1打席は空振り三振。三回の第2打席は右飛、六回の第3打席は二ゴロに倒れた。
投げては七回まで6安打1失点、7奪三振、無四球の好投。初回1死一、二塁、二回無死一塁とされたが、いずれも併殺で切り抜けた。2点リードの五回、W・カストロにカーブを捉えられ、右越えソロを浴びた。中盤以降は声を挙げながらの力投でスコアボードに0を並べている。
注目のタイガースの強打者カブレラとの対決は初回の第1打席で左前打、四回の第2打席は三ゴロ、六回の第3打席は空振り三振だった。38歳のカブレラはメジャー通算499本塁打で史上28人目の大台に王手を懸けている。メジャー19年目で首位打者4回、本塁打王2回、打点王2回。12年に三冠王に輝いている。
大谷は今季試合前の段階で17試合に先発し、7勝1敗、防御率2・93。前回12日のブルージェイズ戦は6回2失点で勝利投手に。5登板連続クオリティースタート(6回以上、3自責以下)を達成し、自身6連勝を飾った。
打者では115試合(代打8試合)に出場し、打率・269、メジャートップの39本塁打、同3位タイの86打点、ア・リーグ4位タイの18盗塁を記録している。前日の試合は初回に中前打で出塁して先制ホームを踏むなどして勝利に貢献。3打数1安打3四球だった。