大谷翔平40号&8勝目 自己最長8回1失点8三振「うりゃあ!」雄叫び投球
「タイガース1ー3エンゼルス」(18日、デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が投げては8勝目、打っては40号ソロを放った。今季18試合目の先発、「1番・投手」で11登板連続、15度目の投打同時出場。4月4日のホワイトソックス戦以来、2本目となる投打同時出場での一発で、自らを援護する貴重な1点を挙げた。
投げては1年目の18年5月20日のレイズ戦での7回2/3を超えるメジャー自己最長の8回を投げて6安打1失点、8奪三振、無四球の好投。6登板連続のクオリティースタート(6回以上、3自責以下)達成の安定感ある投球で自身7連勝で8勝目を挙げた。
初回1死一、二塁、二回無死一塁とされたが、いずれも併殺で切り抜けた。2点リードの五回、W・カストロにカーブを捉えられ、右越えソロを浴びた。中盤からは「うりゃあ!」と声を挙げながら力のこもった投球で0を並べた。
注目のタイガースの強打者カブレラとの対決は初回の第1打席で左前打、四回の第2打席は三ゴロ、六回の第3打席は空振り三振だった。38歳のカブレラはメジャー通算499本塁打で史上28人目の大台に王手を懸けている。メジャー19年目で首位打者4回、本塁打王2回、打点王2回。12年に三冠王に輝いている。
打撃では2-1と1点リードして迎えた八回。タイガース2番手の右腕シスネロのスライダーを捉えた。打った瞬間確信する一打は打球速度177キロ、飛距離131メートル。右翼席中段に達した。
自らを援護する一発でレジー・ジャクソンの39本塁打を抜くエンゼルスの左打者史上最多本塁打を記録。レジェンド超えを果たした。