大谷「記念の1本、ソロなら打たれても」500号王手カブレラに敬意 8勝目&最速40号

タイガース戦の8回、40号本塁打を放ち塁を回るエンゼルス・大谷=デトロイト(共同)
マウンドで跳ねるエンゼルス・大谷。タイガース戦に先発登板し、8回1失点で8勝目を挙げた=デトロイト(ゲッティ=共同)
タイガース戦の8回、40号本塁打を放つエンゼルス・大谷=デトロイト(共同)
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 「タイガース1ー3エンゼルス」(18日、デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・投手」で出場し、打者では八回に両リーグ最速となる40号ソロ。4戦ぶりの一発で通算563本塁打の記録をもつ殿堂入り選手のレジー・ジャクソンが82年にマークした球団左打者のシーズン最多本塁打記録を39年ぶりに更新した。投げてはメジャー自己最長となる8回を投げて6安打1失点、無四球、奪三振8で8勝目(1敗)。球数90で最速159キロ。自身7連勝で防御率を2・79とした。

 メジャー4年目、通算30登板目で自己最長の8イニングを投げた大谷は「フォアボールがなかったですし、そこが一番良かったところかなと思います」と自己分析。八回にリードを2点に広げた自身の40号には「最後の自分自身の1本は、どちらかというと、おまけではないですけど、やっぱり一番大きいのは初回の2点だと思うので、それでやっぱりチームとしてのリズムが作れると思うし、ホームランに関しては効果的な1本だったかなとは思います」と振り返った。

 敵地ファンが打席ごとに総立ちになったのはメジャー通算499本塁打のカブレラとの対戦だ。史上28人目の大台を期待する空気の中で結果は左前打、三ゴロ、空振り三振。大谷は「配球というよりも、自分の持っている一番いい球を、どの球種でも投げ込んでいくっていうところかなと思う。甘く入ればもちろん打たれますし、ただやっぱり、ファンの人も全員立って、500号を期待している中での打席なので、やっぱり打ちづらさは、普通の打席よりもあるんじゃないかなとは思うので、そこらへんに少し助けられた部分はあるかなと思います」と気遣いの言葉を口にした。

 自身が出塁した際に一塁上で2人の交流シーンが見る者の心を癒している。「素晴らしいバッターなので、人としてももちろん素晴らしい方ですし、本当に記念の1本、ソロぐらいなら打たれてもいいかなと思えるぐらい、野球やっている人だったら尊敬している選手だと思うので、個人的にも早く見たいなって思います」と、ファン目線でエールを送った。

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