大谷がチーム16冠!“トリプル100”も達成 女房役も称賛「言葉が見つからない」
「タイガース1ー3エンゼルス」(18日、デトロイト)
米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、タイガース戦に「1番・投手」で投打同時出場。打っては八回に両リーグ最速となる40号ソロを放ち、左打者の球団最多本塁打記録を39年ぶりに更新した。投げてはメジャー自己最長となる8回を投げて6安打1失で8勝目(1敗)。ベーブ・ルースが1918年に記録した「2桁勝利、2桁本塁打」の偉業にまた一歩近づいた。
大谷はこの日、チームの個人成績16部門でトップに立った。投打の主力選手に故障が相次いだエンゼルスで、開幕から投打でフル回転。もはやチームに欠かせない“二刀流”としての地位を築いている。
さらに安打数、投球回、奪三振数がいずれも100の大台に到達する二刀流ならではの“トリプル100”も達成。1918年にベーブ・ルースが最後に達成した2桁勝利(13勝)&2桁本塁打(11本)への到達もあと2勝に迫ってきている。ここから打点数、得点数も100の大台に乗せることができれば、MLB史上でもかつてないプレーヤーとして後世へ記録を残すことになる。
この日の試合後、女房役の捕手・スタッシは中継局のインタビューで先発投手が両リーグ最速の40号を放ったことに「かなりアンビリバボーなことだ。本当に言葉が見つからない。彼はメジャー最高の打者の1人であり、最高の投手の1人でもある。本当に素晴らしい」と語った。
自己最長の8回を投げて1失点、8奪三振の快投を支え「彼は序盤から試合を支配していた。すべての球種が良かったし、ストライクゾーン全体を使っていたし、緩急も良かった。スペシャルな夜だった」と称賛を惜しまなかった。