大谷、5戦ぶり無安打 11度目3K 監督は敵軍24歳右腕に脱帽「素晴らしかった」
「インディアンス5-1エンゼルス」(21日、クリーブランド)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打だった。今季11度目の1試合3三振を記録するなど、5戦ぶりノーヒットで打率を・269とした。チームは3連勝の後、2連敗で借金1となった。
インディアンスの先発、身長196センチの24歳右腕マッケンジーとの初対決。大谷の初回の打席は3球連続で見送ってカウント1-2と追い込まれた後、内角低めの130キロカーブに空振り三振を喫した。
三回2死二塁の先制機は空振り三振。ワンボールから外角高めの148キロ直球をファウルにし、ストライクゾーンを外れた高めの150キロ直球をファウルにしてカウント1-2。外角高めに外れる151キロ直球をファウルにした後、ストライクからボールになる内角低めカーブにバットは空を切った。
0-3の六回2死の第3打席は初球ファウルの後、外角低めゾーンいっぱいに入った153キロ直球をストライクと判定されると、首を振って不満の表情。ボールを1つ挟み、4球目、ボールになる低めカーブを空振りした。
4点を追う九回は先頭で二ゴロ。剛腕クラセに対し、初球は162キロの高めカットボールを見送ってストライク。続く内角低めの150キロスライダーを空振りして追い込まれ、3球目162キロカットボールを打ったが、力ないゴロは野手の正面だった。
エンゼルスは前回15日の登板でメジャー初勝利を挙げた先発デトマーズが四回途中3失点降板するなど、序盤から劣勢を強いられた。打線は七回まで2安打無得点に抑えられ、1点を取るのがやっと。再び、借金生活に入った。
試合後のエンゼルスのマドン監督は、インディアンスの先発マッケンジーついてストライク先行、緩急のピッチングを高く評価。「本当に良かった。脱力した、流れるようなフォームで投げていた。素晴らしかった」と絶賛した。