大谷翔平、1安打2四球、19個目盗塁 快打快足でリトルリーガー魅了 チームは3連敗
「インディアンス3-0エンゼルス」(22日、ウィリアムズポート)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「1番・指名打者」で出場し、2打数1安打2四球、1盗塁。2戦ぶり安打で打率を・270とした。チームは3連敗で借金2となった。
リトルリーグ・ワールドシリーズの舞台で開催される恒例試合「リトルリーグ・クラシック」。スタンドに詰め掛けた少年少女の前で、大谷がいきなり魅せた。
プレーボール直後の初回の打席。右腕クワントリルに対し、カウント2-2から外角高めのカットボールを右前へ運ぶ。2戦ぶりの安打で出塁すると、1死からアップトンの打席で今季19盗塁目となる二盗に成功した。
2点を追う三回1死の打席は四球を選んだ。次打者フレッチャーの打席ではワンボールから2球目にエンドランを成功させて三塁まで進む。しかし、3番アップトンが投ゴロ併殺打で反撃はならなかった。
六回は先頭で空振り三振。ワンボールから外角カットボールを空振り、内角低めカットボールを見逃しストライクで追い込まれ、4球目の外角低めチェンジアップにバットは空を切った。
3点を追う八回1死一、三塁の好機は2番手右腕カリンチャックに対し、5球連続で見送ってフルカウント。低め135キロカーブをファウルにした後、外角高め156キロ直球を見極めて四球を選んだ。しかし、1死満塁の絶好機に2番フレッチャーが三ゴロ併殺に倒れた。
試合はエンゼルスの先発スアレスが初回に2ラン被弾で2点を追う展開。エンゼルス打線は初回1死一、二塁、三回1死一、三塁の得点機を逸し、四回以降は4イニング連続三者凡退。八回1死満塁のチャンスも生かすことができず、今季10度目の完封負けを喫した。