大谷 みんなのお手本 リトル時代憧れの聖地で魅せた!一回に右前打&19個目盗塁

 「インディアンス3-0エンゼルス」(22日、ウィリアムズポート)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)は22日(日本時間23日)、ペンシルベニア州ウィリアムズポートでのインディアンス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、2打数1安打、2四球1三振だった。一回に今季19個目の盗塁となる二盗を決めた。40本塁打はメジャー単独トップで変わらず。チームは0-3で敗れて3連敗。

 全米各地から集まった子どもたちが憧れのまなざしを送る中、大谷が3度の出塁で期待に応えた。リトルリーグ世界大会が行われる聖地での年に1度の公式戦。試合中には中継したスポーツ専門局ESPNのインタビューを受け「たくさんの子どもの前でプレーできて楽しい」と柔和な表情を浮かべた。

 一回は右前打を放ち、二盗を決めた。四球で出た三回は次打者フレッチャーが右前へはじき返してヒットエンドランに成功。子どもたちの前で多彩な攻撃のお手本を見せるように好機を広げた。

 0-3の八回1死一、三塁ではスタンドから「翔平コール」が巻き起こる中、高めを冷静に見送って四球を選んだ。今大会に参加している子どもからの人気投票では同僚のトラウトに次ぐ2位。打席での歓声も大きかった。

 自身も岩手県の水沢リトル時代に目指していた場所に、メジャーリーガーになって初めて訪れた。試合前には子どもたちへのサインと記念撮影に応じ「少年時代に見てた球場を見られて、いい経験になった」。16日から5都市を回る過酷な遠征が続く中、充実した時間を過ごした。

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