筒香、逆転サヨナラ場外弾で本拠地熱狂 ヨシコール大合唱に絶叫「サンキュー!」

 9回、今季5号のサヨナラ3ランを放つパイレーツ・筒香=ピッツバーグ(AP=共同)
 カージナルスに勝ってチームメートとタッチを交わす、サヨナラ本塁打を放ったパイレーツ・筒香=ピッツバーグ(USAトゥデー・ロイター=共同)
 チームメートから手荒い祝福を受ける、カージナルス戦でサヨナラ本塁打を放ったパイレーツ・筒香=ピッツバーグ(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「パイレーツ4-3カージナルス」(29日、ピッツバーグ)

 パイレーツの筒香嘉智外野手(29)が「6番・右翼」で出場し、1-3の九回に5号逆転サヨナラ3ランを放った。四回には同点犠飛を放ち、自己最多の1試合4打点。チームの全得点を1人でたたき出した。

 ヘルメットを高く放り投げ、筒香がチームメートの待つホームへ飛び込んだ。2点を追う九回1死一、二塁の場面で右翼方向へ豪快な場外弾。新天地13試合で5本目の本塁打でチームにドラマチックな勝利をもたらした。

 米2年目で初のサヨナラ弾を放った筒香は歓喜の輪の中でペットボトルの水を浴び、仲間たちからもみくちゃにされた。試合後にベンチ前で行われたヒーローインタビューでは顔を上気させ、「このピッツバーグでチームに貢献できたことが非常にうれしく思います」。移籍後13戦で打率・333、5本塁打、11打点の好成績を残していることには「チームメート、スタッフが声を掛けてくれてやりやすい環境を作ってくれて、そのおかげだと思います」と感謝の言葉を忘れなかった。

 「ヨシ!ヨシ!ヨシ!」地元ファンの大合唱を受けながらのインタビュー。背番号32は「本当にうれしいです」と声のトーンを上げ、観客席に向かって両手でガッツポーズを作りながら「サンキュー!」と叫んだ。

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