「パイレーツ４－３カージナルス」（２９日、ピッツバーグ）

　パイレーツの筒香嘉智外野手（２９）が「６番・右翼」で出場し、１－３の九回に５号逆転サヨナラ３ランを放った。１点ビハインドの四回には同点犠飛を放ち、米自己最多の１試合４打点。チームの全得点を１人でたたき出し、劇的勝利に貢献した。

　筒香は１４日にドジャース傘下３Ａオクラホマシティーから自由契約になり、１６日にパイレーツへ移籍したばかり。今季所属したレイズとドジャースではいずれも打率１割台と精彩を欠いたが、直近１０戦２０打席で５本塁打、１１打点をマークするなど、移籍後１３試合で打率・３３３（２７打数９安打）、長打率１・０３７、ＯＰＳ１・４２４と驚異的な数字を残している。

　本来の姿を取り戻した筒香にパドレスのダルビッシュも驚きを隠せないようだ。この日、自身のツイッターを更新し、青ざめた絵文字とともに「やばいぐらい打ってる」と驚嘆をつぶやき、同外野手が右翼場外へサヨナラ弾を放ち、同僚からもみくちゃにされる様子をまとめた大リーグ公式ツイッターの動画を紹介した。